急性前骨髄球性白血病再発治療(造血幹細胞採取編)

こんにちは、急性前骨髄球性白血病再発治療の造血幹細胞採取する流れを記載します。

寛解導入、地固め治療でPML-RARA(白血病細胞)が無事陰性になればこの採取ができます。
治療は「キロサイド大量療法」という初発でも使用したキロサイドを大量に使用する治療法で、この投与が終わったあと自分の造血細胞を採取します。

まずはキロサイド、量は初発の10倍以上の濃度(私の場合確か3600mgと書いてあった記憶)これを昼と夜中3時間ずつ計4日間投与します。

袋パンパンのキロサイド

投与前には吐き気止めのステロイドを30分投与してから行います。私はアロキシ(初日だけ)とソルメルコートというステロイドを投与しました。

4日投与して血球が下がり、少し上がり始めたところで白血球の成長を助ける注射(G―CSF製剤)ノイトロジン、グラン等を大量に投与します。そうする事で通常は血管内に出てこない造血細胞が溢れて来ます。
私は物凄く血球上がるのが早かったので、4日程度で準備OKになりましたが人によりかなり誤差があり2週間近く注射をしても微妙な方もいます。

造血細胞が取れる準備ができると首、または太ももの付け根に大きめのカテーテルをつけます。太ももにつけるのが多いみたいですが、私は入院してた病院に機械がなく別の病院へ行かなければならなかったので首になりました。

このカテーテル通常より太くて大きいため首につけると厳しいことがあります。
・常に痛い
・ツバを飲み込むだけでとてつもなく痛い
・起き上がる時にも痛みが走る
・寝返りがうてない
・横に寝れない(ベッドの上半身起こした状態で寝ました)
こんなデメリットがありました。

首のカテーテル

造血幹細胞どうやって採取するのでしょうか?

上記で首にいれたカテーテルと造血幹細胞分離機械に繋ぎ必要量が取れるまでひたすら待つだけです。
私は1時間程度で必要量の細胞が採取できました。(1時間程度で終わる人はレアみたい)
人によって数時間~1日いっぱい又は2日目にまたがる人もいるようです。

私は起きませんでしたが、採取中の副作用で(確か)カリウムが減少し口のしびれが発生することがあります。

分離マシン 右上が採れた造血幹細胞

造血幹細胞は透明らしいですが、分離時に赤血球がどうしても少し混じってしまうために赤く見えています。必要量が採れれば無事終わりです。冷凍してもらい、骨髄移植まで保管してもらいます。

続いて起こった副作用を記載します。

キロサイド大量療法での副作用

・手の甲にあかぎれのような乾燥してかゆい症状
・腕の発疹
・アゴと頭皮のニキビ
・味覚障害
・熱発生
・倦怠感
・吐き気
・血球減少
・便秘
・脱毛

キロサイド投与初めて2日目以降上から順番に症状が起こり段々症状が強くなってくる感じです。

腕にも赤いブツブツ(ニキビ?)が出る

アゴと頭皮ニキビは黄色の化膿したものが大量に出ては潰れ、血が出てしまうが血小板が少ないためとまりにくい。ニキビの症状にはテラ・コートリル軟膏を塗って対処。2~3日でかなり改善されました(あまりにひどいため文章のみ)

味覚障害も起こります。食材の一部味がせず食欲がなくなります。
酸味あるものが食べやすい記憶(青じそドレッシングをご飯にかけたら食べやすかった)
味覚障害は1週~2週間で正常に戻りました。

熱、倦怠感、吐き気はいつもの副作用です。
吐き気は初日に少しあっただけで、早めに吐き気止めの対処をしてもらいあまり苦しまずに過ごせました。熱は39.2℃まで上がりましたが、菌の感染なのかノイトロジン投与で白血球が一気に増えた熱なのかよくわからず終えました。その後熱が下がり重症化しなかったので菌ではなかったのかも?

便秘はかなりの確率で起こるようです。腸の疾患クローン病を持っている私でも便秘になったのは驚きました。
対処法は「マグミット」便秘薬を飲んで調整する事です。症状は起こりましたが、そこまで苦しみませんでした。

脱毛は2週間前後くらいに一気に起こります。この治療の脱毛により髪は9割スキンヘッドになりました。

朝起きて枕をみるとこんなに脱毛

以上が起こった副作用です。寛解導入、地固め治療と比べ治療がキツくなります。
トリセノックス治療がいかに楽だったか思わせてくれる治療です。

次の更新は自家移植の流れについて記載します。ではまた。

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